企業が自社発行のオウンドメディアで失敗する場合は、いくつかの原因を考えることができます。
失敗の原因が分からないままだと失費が発生するばかりか、費用が大きく膨れ上がり無駄が多くなってしまうので注意が必要です。
オウンドメディアは自社Webサイトやブログを始めとして、広報誌やパンフレットからカタログまでを含みます。
その為、数を撃てば当たるとばかりに乱発すれば、当然ながら成功ばかりではなく失敗も発生してしまいます。
またオンラインマーケティングに限定するにしても、目標が定まっていなかったりコンテンツが不足気味だと、やはり戦略が上手くいかず失敗しやすくなります。
最終的なゴール、中間のゴールといった目標設定がなかったり曖昧だと、安易に成功や失敗を判断してしまいがちです。
そして失敗と判断したから戦略を変えて次の挑戦をする、こういう繰り返しだと失敗が続いてもおかしくないです。
オウンドメディアは戦略が重要で、戦略を決めたら計画的に成功を目指す必要があります。
ところが、戦略の構築が不十分だと軸がブレてしまいますし、軸が安定しないので何をやっているのか分からなくなるケースも珍しくないです。
企業がオウンドメディアを成功させるには、目先の失費に判断を左右されるのではなく、目標や目標に向かう為の費用を算出して投入したり、目標に向けて道を進むことが不可欠です。
つまり、失敗する原因には失費を恐れるばかりに予算が中途半端になること、ゴールが分からず遠回りしたり、余計に費用が掛かってしまうことが挙げられます。
予算が足りないとコンテンツを充実させることができませんし、コンテンツの不足はユーザーにとっての物足りなさ、ひいては企業のイメージダウンに繋がります。
ユーザーは企業に期待するものなので、期待に応えられなければがっかりするのは当然です。
ユーザーを満足させるには、明確なターゲットを設定してアプローチすることも大切ですが、コンテンツの充実によって価値を提供することも大事です。
戦略が成功している企業は、ターゲット層が明瞭でコンテンツも必要十分な数、質をもって提供できているものです。
オウンドメディアは自社で情報を発信し続ける媒体の運用を意味するので、一度コンテンツを発信して終わりではないです。
むしろ継続的に発信し続ける必要がありますし、それには勿論コストと情報を発信する側の企業の熱が欠かせないです。
最初は誰でも熱を持って挑戦を始めたり運用をスタートさせますが、あまり乗り気でないとすぐに熱が冷めてしまいます。
この熱量の低下はコンテンツの質を落とすことになり、ユーザーにそれが伝わる結果に至ります。
熱量不足のオウンドメディアは物足りないですし、情報発信が本気でなければ本気で関わるのをやめようとユーザーは考えるようになります。
これが失敗の大きな原因の1つで、成功したり成功を続けるにはいかに熱量を維持できるかが鍵を握ります。
Webコンテンツは乱発するだけでは駄目ですが、しかしある程度の数がないと検索エンジンに認知されず、検索結果にあらわれにくくなるのも確かです。
コンテンツの数は少なくとも100は必要といわれており、しかも1つ1つの記事に質と量が求められます。
短い記事ばかりでは検索エンジンに評価されませんし、文字数ばかり多くて質を伴わないコンテンツもNGです。
大事なのは質と量を併せ持つコンテンツの充実で、一貫性のある軸がブレない情報発信を続けることです。
戦略を立てるならまずはターゲットとなるユーザー
像を定めること、常にターゲットを意識しながら情報を発信することをおすすめします。
それから自社商品やサービスを紹介、宣伝したくなる気持ちは分かりますが、紹介や宣伝に終始する内容は言うまでもなくご法度です。
運営を行う体制が不十分なまま見切り発車するのも、運用面が上手くいかなくて失敗が目に見えることになります。”